為替相場を読む「テクニカル分析」


 通貨を銘柄にしたバイナリーオプションやFX取引など、外国為替市場の為替相場の変動を利用した投資取引では、この為替レートの変動をどのように予測していくのかが、投資の成功率を上げるためのポイントになります。
特に、取引きのルールが簡単で、為替相場の価格変動が直接に利益の増減に影響を及ぼさないバイナリーオプションでの取引きであっても、予測的中の精度を高めることは、大きく利益に左右します。

外国為替市場は、世界中の企業や銀行、投資家などが参加をしている市場であるためにその変動はとても複雑で、この相場を読み解いていくためには様々な分析方法が用いられています。

その分析方法の中でも、為替相場の過去の数値や値動きを、数式に当てはめて指数化したり、図表に表して視覚化し、その中から法則性を見出して、為替レートの直接的で短期的な変動を予測していく分析方法を「テクニカル分析」と呼んでいます。

テクニカル分析で使われる指数や図表にはいろいろなものがあり、その用途や何を分析したいのかによって利用するものが変わります。
これは例えば、長さを図るために物差しを用いたり、重さをはかるために重量計を用いたりする、ということと同じ感覚でとらえられると思います。

このように、様々な相場状況や目的に合わせて、測定器であるテクニカル分析を用いて測定し、そこから導き出されたデータを見て、今後の為替相場のレート変動を予測していく、ということにもちいられます。

テクニカル分析には、多数のこうした測定方法がありますので、それを系統立てて「トレンド系」「オシレーター系」「テクニカル指標」「チャート図」などと言い分けたりしています。
トレンド系では、相場のレートの変動の方向性やその強さなどを測定し、オシレーター系は相場での売買の圧力や気配を分析し、テクニカル指数は過去の相場の数値を指数化していくもので、チャート図はレートの変動などを視覚化するものになります。

代表的なものとしては、トレンドを測定するチャート図の「ローソク足チャート」というものがあります。
日本で考案され、世界中で利用される非常に使い勝手の良いチャート図になり、投資家が測定したい期間内の為替相場のレートの動きを1本の線で表すことができるために、これを利用することで、その傾向から次のレート変動の予測をしていくというものになります。

ローソク足には、1分足、3分足などの分足や、1時間、5時間というような時間足、日足、週足など、判定を行いたい機関に応じて様々に使い分けることが可能になっており、その期間内の始値と終値、最上値と最下値の4つの点を一本の線で表し、太線、細線、色抜き線、塗りつぶし線などを使い分けることによって、その期間内の為替レートの動きを表すことができるため、このローソク足チャートの並びを見ることによって、その傾向を読み解きやすくすることができます。

また、こうしたものの他にも、細かく上下に変動する値動きの平均値を繋げていくことにより、実質的な価格の変動を見る「移動平均線」や、この移動平均線に相場の圧力を示す並走線を乗せることでレートの動く方向を探る「ボリンジャーバンド」、相場における売られすぎや買われすぎの状態を示すことができる「RSI」などがあり、こうしたものを多角的に利用することで、より予測の精度を高めることができるのです。